【みょうが】のおはなし

ピンク色の首輪をつけたまま
8月末、岐阜ではとっても暑い日が続いていました☀️
そんな中、保健所の職員さんより「今にも死んでしまいそうな負傷猫を収容した」と連絡があり、すぐに受け入れとなりました。
道に倒れており、警察から保健所へ、そしてちびびの森へ🌳
来た日のみょうがは、かなり酷い脱水で動けず、顔を上げるのもやっとの状態。
けれど首にはピンク色のノミ取り首輪をつけていました。
首輪をつけているということは、飼い主さんがいたという証拠ですが、目は窪んで吊り上がり、どうして飼い猫として生きてきた子が、こんな状態で暑さの中生きて来たのだろうと、苦しくなるほどでした。

病院を受診すると、重度の栄養失調、腎不全と判明。
かなり弱々しく痩せ細った姿から、恐らく高齢だと思っていましたが、歯の状態から2歳くらいの可能性が高いとのことで、体は本当にギリギリの状態でした😿
少しずつ、声が返ってくるように
そこから毎日朝晩の点滴を開始。
声をかけても反応はなく、こまめに様子をチェックしていましたが、毎回顔もあげれず横たわる姿を見るたびにドキッとするほど、かなり心配な状況でした。
ご飯も初めの頃は、顔に近づけても反応することはできず、力無く横たわっていました。
しかし、数日経つと顔を上げられるようになり、ちゅーるは自分から食べられるように😭
栄養失調も酷かったことから、栄養のあるご飯とちゅーるを混ぜたご飯をなんとか自分でしっかり食べられるまでになりました✨
かなり心配な状態だったため、受け入れてすぐの子たちが過ごす検疫部屋でなく、スタッフの目が届きやすい玄関近くにケージを置き、過ごしていたみょうが。
みょうがの前を通るときに「みょうちゃーん!」と呼ぶと、だんだんと「んにゃー!」とたくさんお返事してくれるまでになりました🐾
最近では朝一声をかけると、んにゃー!と言いながら立ち上がり、「腹減ったー!」と言わんばかりにたくさんアピールしてくれます😭✨
そんな姿が嬉しくて嬉しくて、用はないのに「みょうちゃん!みょーちゃーん!」と何度も呼んでしまいます🤭
本当に日に日に元気になっていくみょうがの姿に、私たちスタッフは毎日とっても元気をもらっています🌱
家族として迎えるということ
みょうがとこうして出会えたことは本当に奇跡です。
もしかしたら、熱いアスファルトの上で、誰にも見つけてもらえないまま、1人旅立っていたかもしれません。
いつだって、ここにやって来てくれた子には、「よく来てくれたね。ありがとう、大丈夫だよ」と迎え入れます🌳
それは、こうして出会えずに、きっと今もどこかでひとりぼっちで、お外の世界で、旅立つ命があるからです。
お外の世界で生き抜いてきた子でさえ、ご飯にありつき、雨風をしのぎ、ほかの猫との縄張り争いの中で生きていくことは、とても大変なことです。
交通事故に遭う子。
カラスやほかの動物に襲われる子。
感染症と常に隣り合わせで生きる子。
ただでさえご飯を見つけることが難しい世界で、毎日、命をつなぐために生きています。
まだまだ若いみょうがでさえ、栄養失調になるほどの状態でした。
【家族】として人間が近くにいながら、どうして、ここまでの状態にならなくてはいけなかったのか。
みょうがが、これまでどんな暮らしをしてきたのかは分かりません。
もしかしたら、家の中と外を行き来する暮らしだったのかもしれない。
もしくは、餌をもらっていた子のうちの1匹だったのかもしれません。
人と一緒に暮らしてきた子が、ひとりでお外で生きていく。
それは、命懸けです。
みょうがも、餌場を見つけることができなかったのか、ほかの猫に負けてしまい、餌場までたどり着けなかったのか。
その結果、少しずつ衰弱してしまったのかもしれません。
現在も、警察や保健所に、みょうがを探している飼い主さんからの問い合わせはありません。
「猫が外に出たがるから」
そうおっしゃる方もいます。
けれど、お外の世界は、人間が思っている以上に過酷です。
外に出すことが当たり前だった時代もあったかもしれません。
でも今は、猫を家族として迎えるなら、その命を危険から守ってあげることも、私たち人間の責任なのだと思います。
みょうちゃんへ
きっと、私たちには想像を絶する世界で生きてきたみょうが。
ここちびびの森に来たからには、もうそんな思いはさせません。

毎日たくさん、みょうちゃんが食べたいものを食べて、好きに過ごしていいんだよ。
頑張ってきた分、ここでのんびりして、体も気持ちも軽くなったら、みょうちゃんだけのずっとのご家族さまのもとで幸せになってくれたら嬉しいな😸
みょうちゃん!ようこそ!ちびびの森シェルターへ🌳
安心して、心も体も軽くなるまで、みょうちゃんのペースでゆっくり過ごしてね☀️
ネコリパに来てくれてありがとう!🐈
みょうがが暮らしている保護猫シェルター「ちびびの森」について、詳しくはこちら